工房で採れた「むかご」です。
「むかご(零余子)」は、長芋や大和芋、
自然薯などのヤマノイモ科に属する芋の
葉の付け根にできる、球状の芽です。
採り方は、土の中に自然薯があるような
付近の蔓(蔓が巻き付いている枝)を揺らし
ます。落ちてくるむかごを、傘を逆さに
して、下でキャッチします。
1cm前後の大きさで、豆のように見える
小さな食材です。
むかごの特徴は、灰茶色をしたころんと
小さな見た目とほっくりやさしい食感、
山芋のように素朴ながら野性味あふれる
風味です。
器 : 染付角皿 七草
「炊き込みむかごご飯」の作り方です。
米 2合、むかご 1カップ程
塩 小さじ1と1/2、酒 大さじ1/2
1.むかごは包丁を使わずに、そのまま炊き
込みごはんの具にできる便利な食材です。
水で洗うと水が茶色くなるので、それを
洗い流して下ごしらえ完了です。
2.研いだ米を炊飯器の内釜に移し、目盛
まで水を加えます。30分~1時間ほど
そのまま浸水させたあとに、分量の塩を
加えて軽く混ぜて溶かします。
最後にむかごを上に広げて炊飯します。
3.炊き上がったら、酒大さじ1/2ほどを
全体にひと振りして蒸らしても、お酒の
コクと風味がプラスされて味に深みが
出ます(お好みで。)
器 : 染付山茶碗 菊花