布袋葵(ホテイアオイ)
工房の布袋葵の花が咲きました。おそらく今年最後の開花です。
知人にすすめられ、本薬師寺跡の水田一面に広がる約400,000株の
美しい薄紫色の花を見たのがきっかけで、数年前から、布袋葵を
育てています。
単子葉植物ミズアオイ科の水面に浮かんで成長するホテイアオイ
・ホテイ草・ウォーターヒヤシンス・スイギョク(水玉)となどと
呼ばれる水草で本来は南アメリカ原産の外来種です。
日本には明治に その美しい花の観賞用に持ち込まれてきました。
工房では数株ですが、7月頃から今頃まで花を咲かせてくれます。普段は外の睡蓮鉢でメダカと暮らしています。
ホテイアオイは春から夏の成長期に水分内の窒素成分を吸収し育つ特性があり、それが水質浄化の効果があることが
わかりました。メダカと一緒の鉢で育てると、水質浄化の効果と、メダカの産卵場所になってくれるという一石二鳥の効果があります。
光りに透かして見る花は、陰影を含んでとても美しいです。
器:染付騎乗高師 五弁蓮鉢