ワビスケ
薄田泣菫の随筆『侘助椿』。「この椿が侘助といふ名で呼ばれるやうになつたのについては、一草亭氏の言ふところが最も当を得てゐる。それによると利休と同じ時代に泉州堺に、法名吸松斎宗全といふ茶人があつて、後に還俗侘助といつたが、この茶人がひどくこの花を愛玩したことから、いつとなく侘助といふ名で呼ばれるやうになつた」ももきね 美濃の國の 高北のくくりの宮に ひむかひに……おきそやま 美濃の山なびけと 人は踏めどもかく寄れと 人はつけども心無き山の 奥十山美濃の山万葉集 巻十三・三二四二工房の名の由来、ももきねは美濃の国(現在の岐阜県近傍)に掛かる枕詞です。