工房はうっすら、屋根に雪。 2025、年初めの景色です。 新年おめでとうございます。 夜を寒み 朝戸を開き 出で見れば 庭もはだらに み雪降りたり (万葉集 第十巻:2318)
京都髙島屋 会期:2025年1月8日(水) ~14日(火) 会場:京都髙島屋 6階 特選工芸ギャラリー 営業時間:午前10時→午後8時 (最終日は午後5時閉場)
白い、山茶花が咲き出しました。 お正月頃まで可憐な花が楽しめる。 「一瞬の 豪華山茶花 花吹雪 -山口青邨-」 山茶花は、花びらが散りながら 落ちる。 椿は、花ごとボトッと落ちてしまう。 薮椿の「獅子頭」などとは中々、 区別しにくいが、散り方で 見分けることができます。
工房は、今季一番の冷え込み。 初めて水溜りに氷がはりました。 初氷です。 この初氷(結氷)最初の日を 気象庁では「結氷初日」と言う そうです。 似たような表現「氷結」は 水が凍りつくこと。 この地方の湖面が氷結するのは もう少し先です。
菊は秋の風物詩として親しまれているが、 今年はゆっくり。11月後半に咲き始め、 12月になっても工房の小菊は、元気に 咲いています。 「菊」の漢字は、菊の花弁を米に見立て、 散らばった米を1ヶ所に集める、の意、 とのこと。 師走の寒さに負けず、 紫色の美しい「米」が輝いています。
Photo by 山崎兼慈 · 2024/12/05
さを鹿の 鳴くなる山を 越え行かむ 日だにや君が はた逢はざらむ 器 : 染付夕されば 景徳鎮鉢
秋を代表する山野草、リンドウ(竜胆) 人里に近い野山から山地の明るい 林床などに見られます。 源氏物語にも登場するほど古くから 親しまれ、観賞用としても栽培されて いたようです。 「枯れたる草の下より、りんだうの、 われひとりのみ、心長う這ひ出でて、 露けく見えるなど. .」 (紫式部 / 源氏物語・夕霧の帖) 青や紫系が主流ですが、白い花を...
秋の色は赤 赤は秋が美しい まんじゅしやげの赤 ほほづきの赤 柿の赤 ざくろの赤 水引草の赤 みぞそばの赤 楓のあか 赤は秋だ (文:香月泰男)
小カブの収穫です。 根茎が5~6cmになったら収穫適期です。 「秋まき」は8〜10月上旬に種を播き、 10月下旬〜12月に収穫です。 蕪(カブ)の大きさには大、中、小があり、 例えば、関東の「金町小かぶ」などのは小蕪。 天王寺カブ、近江カブなどの中蕪、 そして、京都の「聖護院かぶ」は大蕪。 地方色豊かで、特徴がある品種がある蕪です。 「画室成る 蕪を贈つて...