ナンテン(南天)
初夏になると白色のかわいらしい花が
咲きますが、一般的には実が観賞され
る南天。中国から渡来した植物で、
南天燭(又は南天竹)が訛ったものとの
説があります。
南天の実、工房では、見頃の時期を
迎えています。
南天は縁起の良い植物です。
正月になると南天の葉っぱや実を飾る
習慣が日本にはあります。南天の名前は
知らなくても、その葉や赤い実を一度は
見たことがあるのではないでしょうか?
南天は難を転じる「難転」という意味も
あるとされ、縁起物として飾られることも
多いです。
北東の方角にある窓際などに飾るのが
良いと謂れ、外から良い福を運んできて
もらうために玄関に飾るのも良いです。
植える場所は、鬼が出入りする方角と
された「鬼門」(北東)か、その対極に
ある「裏鬼門」(南西)が良いとされます。
幼い日、雪ウサギの目にして使うと決めて、
南天の朱実と雪のふる頃が重なり、
思い出されます。