寒くなると甘味が増す冬野菜「大根」が
顔を出しています。
元気に伸びているのは大根の葉。
捨ててしまいがちですが、根よりも
栄養価が高く、ビタミンC、カロテン、
食物繊維などが豊富。糠漬、塩漬など
でも美味しくいただけます。
古代エジプトでは、ピラミッド建設の
労働者に大根・にんにく・玉ねぎが
食料として与えられていたようです。
日本に伝わったのは弥生時代。
江戸時代には栽培が盛んになり、
『農業全書』(1687)には、「根ふとく
本末なりあひて長く、水多く甘く、
皮薄く、中実して脆く、葉付き細く、
葉柔かなるをえらび作るべし」と、
あります。