青ツヅラフジは北海道、関東地方
以西~沖縄の低地の草原や林縁などに
生えています。
つるは右巻きです。
果実は核果で、秋に6 - 8mm)の球状の
果実が房状に結実。
晩秋のころ、ブドウのように緑色から
青く熟して目立つようになります。
山の果実
青ツヅラフジ(青葛藤)
昔は、丈夫なつるをオオツヅラフジなどとともに
「つづら」の材料、物を縛るのに使われたりした。
また、殺虫剤(アルカロイドを含むため)などにも
用いられていた。
最近は、買い物かごや、背負いかごなどの制作に
使用されて、カゴは人気がある。
「舌切り雀」の中でお爺さんは、雀の宿でつづら
(葛)に入ったお土産をもらって帰る。
『万葉集』にはつづらの名で登場します。
「駿河の海 磯辺(おしへ)に生ふる 浜つづら
汝(いまし)を頼み 母に違(たが)ひぬ」
万葉集 第14巻-3359