昼顔(ひるがお)
開花時期は、6月中旬 ~ 9月初旬頃。
フランスでは、つる性で絡みつく様子から官能的なイメージの、「危険な幸福」
「昼の美人」という花言葉がつけられています。
フランス・イタリア合作映画、ヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞を受賞した
カトリーヌドヌーブの「昼顔」が連想されますが。最近では、上戸彩・斎藤工
「昼顔-平日午後3時の恋人たち」の方が印象的ですか..。
昼顔は、つる性植物なので地下茎が長く、地中をはっていて増えていきます。
朝に開花し、昼には閉じてしまう朝顔と違い、昼顔は朝に開花して昼もずっと
咲き続け、夕方に花を閉じる性質があります。
昼顔という名前は、この性質から付けられました。
花を、熱湯に(お酢を数滴入れる)くぐらせ,甘酢などで食べる。開花期の全草を
天日乾燥したものを一日三回に分けて煎じて飲む。強壮・疲労回復、糖尿病・
利尿などといった生活習慣病にも期待できます。生の葉の絞り汁は,虫刺され,
切り傷にも使えます。
遠方(をちかた)の ものの声より おぼつかな みどりの中の ひるがほの花
与謝野晶子『春泥集』
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