杜鵑草(ホトトギス)
造りも色も変わっている花、杜鵑草。
若葉や花にある斑点模様が、鳥の時鳥の胸にある模様に
似ていることからこの名。
時鳥(ホトトギス)は不思議な力を持つ、吉事の際に現れる
霊鳥とされ尊ばれる。
その格調高さが、花の杜鵑草にも通じることから、
茶花や生け花に利用されます。
工房にやって来る時鳥は、夏を告げに。
杜鵑草の花は、秋に目を楽しませてくれる。
「我がやどの 花橘に ほととぎす 今こそ鳴かめ 友に逢える時」
万葉集 巻八・1481・大伴書持
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